シンポジウム概要

光産業創成大学院大学は平成22年度から東京都大田区と静岡県浜松市で起業家育成事業を開始致しました。
この講座を通じて「起業」に真剣に向き合いながら、自分たちが社会に果たすことの出来る役割というのが何なのか・・、受講生たちは考え交流し、そして融合しながら一歩一歩前に進みます。
「起業とは何か?」、「やりたいことを実現する意義とは?」、「社会における自分の役割は、本来どうあるべきか?」など、自問自答することはあっても、納得できる答えが見つからない、とお考えの方は少なくないと思います。しかし、私たちはこれらと真剣に向き合い考えなくてはいけません。

この公開特別講義では、本学が東京で開講している起業講座の概要や目的について御説明し、「起業」ということについて真剣に考える機会にしたいと思います。
さらに松井氏の実体験をもとに、なぜ起業する必要があるのか、自己実現の意義、新産業創造の真の価値についてお話いただき、質疑応答を含めたディスカッションを実施します。

この公開特別講義を通じて、皆さんと共に、「起業」する意味、「新産業創造の価値」について真剣に考える機会に成ればと心より祈念しています。

公開特別講義プログラム

18:00 受付開始
18:30-19:15 光産業創成大学院大学 起業講座開催による起業家育成について
 光産業創成大学院大学 起業講座主担当 徳田 裕祐
19:15-20:15 特別講演
 株式会社アルプス技研 創業者 最高顧問 松井 利夫氏
20:20-21:00 質疑応答及び聴講者とのディスカッション

アルプス技研 創業者 松井利夫氏を簡単に御紹介します。

アルプス技研は、1968年に開業した「松井設計事務所」にその端を発します。創業者松井利夫の"ものづくり"に賭けた熱い思いと飽く無き探究心は、現在も当社エンジニアに受け継がれています。
現在は、技術者をメーカーに送り込む常用雇用型の人材派遣会社で、技術者3,000人を正社員として抱える専門家集団です。
技術者1人1人の"人間力"を育てる独特の社員教育システムを持ち、社員1人1人が、日々、技術の研鑽と練磨に挑むことで、自己の人間的成長を目指す、という企業文化があります。
「アルプス技研の歴史は人材育成の歴史」と言われるほど、人材育成に力を入れてきた会社です。

松井氏の人間形成にかける思い

「経営が苦しいからといって社員教育を疎かにする企業が多いが、それではジリ貧になるだけだ」松井氏がテレビ東京の番組「カンブリア宮殿」(村上龍氏のパーソナリティ番組)で取材を受けられたときにおっしゃった言葉です。
同氏がアルプス技研を創業してから、既に40年余りが経ちました。技術者派遣大手のアルプス技研を一代で築き上げ、株式上場を果たした松井利夫創業者最高顧問。
現在は、若き起業家の育成に「第二の経営者人生」を懸けておられます。そこにあるのは、日本の将来を担うことになる若き起業家達への大きな期待と熱い想いです。そんな松井氏から、次代の起業家達に向け熱きメッセージを贈ります。

松井利夫氏プロフィール

略歴

昭和43年7月 メカトロニクスの設計会社として松井設計事務所を開業(当時25歳)
昭和46年 1月 有限会社アルプス技研を設立
昭和56年 3月 株式会社アルプス技研に組織変更
平成 8年 6月 日本証券業協会に株式を店頭登録
平成16年12月 東京証券取引所市場第一部に上場

この間、社長、会長を歴任し、現在は創業者最高顧問。
株式会社さがみはら産業創造センター(第三セクター)創業社長(平成11年4月~平成16年6月)

平成 9年12月 内閣総理大臣 紺綬褒章受賞(同賞 他5回)
平成13年 5月 経済産業大臣賞受賞「起業支援部門」
平成17年 3月 神奈川県知事賞受賞 かながわチャレンジャー大賞特別表彰「起業家支援功労者賞」

団体役員等

平成11年 6月 財団法人神奈川科学技術アカデミー 評議員
平成14年 3月 岩手県北上市 工業振興アドバイザー
平成15年 9月 内閣官房(経済産業省主導) 地域おこしに燃える人の会「燃える人」に選任(会長)
平成15年 9月 青島科技大学・中国石油大学・ハルピン商業大学・ハルピン工業大学・吉林大学・延辺大学(中華人民共和国) 名誉教授、客座教授
平成18年 8月 株式会社ケイエスピーKSP3号投資事業有限責任組合投資委員会 委員
平成18年11月 特定非営利活動法人(NPO)(現 認定特定非営利活動法人)ふれあい自然塾 理事長
平成19年 3月 財団法人(現 公益財団法人) 起業家支援財団 理事長
内閣官房(経済産業省主導)「地域活性化伝道師」に選任
平成20年8月 北海道上士幌町 まちづくりアドバイザー

その他

企業の再建支援を行ない、債務超過で瀕死状態の企業を救済するなど、赤字企業を5年間で7社黒字化した実績を持つ。